旅がっぱが解説!ANA上級会員のなり方|プラチナ・SFCのメリットと沖縄修行の計算例

飛行機・マイル・お得情報

こんにちは、旅がっぱです。

飛行機に乗る前にラウンジでひと休み。優先搭乗で少し早めに機内へ入り、到着したら預けた荷物も優先的に受け取る。上級会員になると、いつもの旅にそんな快適さが加わります。

今回は、ANAの上級会員になる方法と、旅を楽しみながら目指すコツを紹介します。「沖縄に何往復すればよい?」「SFCとは何が違う?」という疑問も、一緒に整理していきましょう。

情報確認日:2026年10月29日。国内線の計算例は2026年5月19日以降の運賃制度に基づきます。2028年からのSFC変更は、2026年9月発表の見直し内容を反映しています。

ANAの上級会員は3段階。まず知りたい「PP」

ANAには、ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンドというプレミアムメンバーのステータスがあります。搭乗を中心に目指す場合、基準になるのはプレミアムポイント(PP)です。

PPは、対象となるANAグループ便やスター アライアンス加盟航空会社便などへの搭乗で積算される、ステータス判定用のポイント。特典航空券などに交換する「マイル」とは別物です。

図1|マイルとPPは、使い道が違う

マイル
搭乗・買い物などでためる → 特典航空券などに交換
プレミアムポイント(PP)
対象便の搭乗で積む → 毎年のステータスを判定

PPは1月~12月の年間集計。翌年へ持ち越したり、マイルと交換・合算したりすることはできません。

飛行機の利用で目指す場合の達成条件

ステータス 年間PP うちANAグループ運航便
ブロンズ 30,000PP 15,000PP以上
プラチナ 50,000PP 25,000PP以上
ダイヤモンド 100,000PP 50,000PP以上

ブロンズは、30,000PP到達時に所定のANAゴールドカード・ANAカード プレミアムを保有していれば、ANAグループ運航便15,000PPの条件が免除される扱いもあります。

ANAには、JALのように「50回搭乗すれば、最低ポイント条件と合わせて達成」という回数基準はありません。乗る回数そのものより、1回で獲得するPPと費用を見るのが基本です。

旅がっぱが注目するのは「プラチナ」

ラウンジや空港での優先サービスを幅広く活用したいなら、プラチナが一つの目標になります。ここからは、プラチナ資格で利用できる主なメリットを見ていきます。

図2|旅の流れに、こんな快適さが加わる

出発前
対象の優先カウンター・専用保安検査場
ANA LOUNGEでコーヒーや読書を楽しむ

▼

搭乗時
優先搭乗で機内へ
身の回りを整えて、出発を待つ

▼

到着後
手荷物の優先受け取り
次の移動や街歩きへ

対象便・空港・同行者などに条件があります。混雑状況等によって待ち時間は変わります。

① ANA LOUNGEで、出発前も旅の時間に

プラチナでは、対象となるANA LOUNGEを利用できます。国内線の対象ラウンジでは、条件を満たす同行者1名も一緒に利用できます。

一人ならコーヒーを飲みながら本を読む。二人なら、到着してからの予定を話す。搭乗口で待つ時間が、ゆっくり過ごす時間に変わります。

国内線と国際線では設備や飲食サービスが異なります。国内線ANA LOUNGEで食事ができるとは限らないので、利用する空港の案内を見ておきましょう。

② 手続きと搭乗が少しスムーズに

対象の優先チェックインカウンターや専用保安検査場を利用でき、優先搭乗の対象にもなります。旅行や出張で何度も空港を使うほど、こうしたサービスの便利さを感じる場面が増えるでしょう。

③ 荷物が増える旅にも役立つ

手荷物の優先受け取りや、無料手荷物許容量の優遇もあります。長期旅行や、お土産が増えた帰り道に活用できる特典です。

④ 海外でも、スター アライアンスの特典を使える

プラチナには「スター アライアンス・ゴールド」が付帯します。加盟航空会社の対象便に搭乗する際、条件に応じてラウンジや優先サービスを利用できます。

ここで紹介しているのはプラチナ資格の特典です。後述する2028年以降のSFC会員区分とは分けて考えてください。

旅がっぱのひとこと

旅先で楽しむのはもちろん、出発前の空港も楽しみたい。そんな人には、ラウンジを使えることが旅の楽しみを広げてくれそうです。

SFCとは?プラチナとの違い

SFCは「ANAスーパーフライヤーズカード」の略。年会費が必要なクレジットカードで、プラチナやダイヤモンドの資格を持つ人などが申し込めます。ANAグループ運航便で100万ライフタイムマイルに到達した人にも申込資格があります。

プラチナ達成で、SFCが自動発行されるわけではありません。別途申し込みとカード会社の審査が必要です。一般的な修行ルートでは、資格が有効な期間に申込手続きを進めます。

プラチナは年間実績で判定される資格。SFCはカードを継続し、所定の条件を満たすことでサービスを利用する仕組みです。SFC会員になっても、プラチナ資格そのものが永久に続くわけではありません。

重要:2028年からSFCのサービスが変わる

ANAは、2028年4月からSFCを決済額による2区分に変更すると発表しています。一般的な判定は次のとおりです。

  • SFC PLUS:対象となるANAカード・ANA Payの年間決済額300万円以上。
  • SFC LITE:年間決済額300万円未満。

PLUSはスター アライアンス・ゴールド、LITEはシルバーとなります。100万ANAライフタイムマイル達成者などには例外があります。

LITEの国内線ANAラウンジは混雑時を除いて利用可能とされ、事前予約の仕組みも導入予定です。国際線は、ANAグループ運航便搭乗時の羽田・成田・ホノルルのANAラウンジが対象になります。

初回の基本判定期間は2026年12月16日~2027年12月15日。新規入会者は入会日による扱いも確認が必要です。SFCの申し込み条件自体は変わりません。

この説明は2026年9月の見直し後の案内に基づきます。ラウンジ予約の詳細は今後の案内を確認してください。

沖縄に行くと何PP?羽田―那覇の計算例

ここからは、実際の搭乗計画を考えてみましょう。ANA国内線のPPは、次の式で計算します。

図3|国内線PPの計算

区間基本マイレージ
× 運賃ごとの積算率 × 2
+ 搭乗ポイント

羽田―那覇・エコノミーのフレックス例
984 × 100% × 2 + 400
片道2,368PP
往復なら4,736PP

キャンペーン加算なし。往復とも同じ条件、対象となるANAグループ運航便に搭乗する想定です。

羽田―那覇の区間基本マイレージは984マイルです。同じ区間でも、運賃や座席クラスで獲得PPは大きく変わります。

羽田―那覇の運賃例 片道PP 往復PP 50,000PPまで
エコノミー・セール
50%/搭乗ポイント0
984 1,968 26往復
エコノミー・フレックス
100%/搭乗ポイント400
2,368 4,736 11往復
国内線ファースト・フレックス
150%/搭乗ポイント400
3,352 6,704 8往復

ゼロから、同じ条件の往復だけで50,000PP以上に到達する回数です。往復単位で切り上げています。ANAの予約検索画面では、従来のプレミアムクラスは「ファーストクラス(プレミアムクラス)」表記になっています。

少ない回数で達成できる運賃が、最安とは限りません。フレックスは積算が多くても航空券代が高くなる場合があります。実際の購入価格で比較することが大切です。

スタンダードやシンプルなどもあるため、上の3例が選択肢のすべてではありません。予約前はANA公式の積算条件ページにある計算ツールで、運賃ごとに確認しましょう。

いくらかかる?PP単価で航空券を比べよう

費用を比較する目安が「PP単価」です。航空券代を、その航空券で獲得できるPPで割って計算します。

説明用の仮定:片道20,000円で2,000PPなら

20,000円 ÷ 2,000PP = 10円/PP

50,000PPをすべて同じ単価で獲得すると、航空券代は計算上50万円。実際の相場や最安価格を示すものではありません。

空港への交通費、宿泊費、現地での移動費も必要です。まずは今年の実績と、出張・旅行で搭乗する予定を足して、不足分の費用を考えると現実的になります。

例えば、すでに20,000PPあれば、プラチナまで残り30,000PP。上の羽田―那覇・エコノミーのフレックス例なら、同条件で7往復すると33,152PPを追加できます。

飛行機だけでなく、日常のサービスと組み合わせる方法も

日本発行のANAカードを持つ人には、搭乗に加え、ライフソリューションサービスの利用数とANAカード・ANA Payの決済額を組み合わせる獲得方法もあります。

図4|プラチナを目指す2つのルート

搭乗中心のルート
年間50,000PP
うちANAグループ運航便25,000PP以上
生活のサービスを併用するルート
ANAグループ運航便30,000PP
+対象サービス7つ以上
+対象決済400万円
3条件すべてを達成

これは確認日時点の公表基準です。搭乗と決済等では対象期間が異なり、対象サービスには利用必須条件などもあります。将来の年度も同じ条件とは限らないため、必ず目指す年度の案内を確認しましょう。

なお、プラチナ獲得の「400万円」と、2028年以降のSFC区分の「300万円」は別の制度です。数字を混同しないようにしましょう。

旅がっぱ流・修行と旅行を一緒に楽しむ方法

① 那覇で1泊して、食事と街歩きも楽しむ

羽田―那覇を往復するなら、ポイントだけを積んで帰るのも一つの方法ですが、1泊して街歩きや沖縄の食事を楽しむプランも考えられます。

土曜に到着して街を歩き、夜は地元の料理。日曜はゆっくり過ごしてから空港へ。獲得するPPだけでなく、週末の楽しみも増やせます。

② 石垣・宮古など、行きたかった場所を候補にする

東京発着の区間基本マイレージは、石垣が1,224マイル、宮古が1,158マイル。那覇より距離が長い路線も候補になります。

ただし、遠いほど必ず安くPPを獲得できるわけではありません。航空券と宿泊費、現地で使える時間を合わせて比べてみましょう。

③ 帰省や出張のフライトを土台にする

もともと乗る予定の便で積めるPPを確認してから、追加の旅行を決める方法です。短い区間の出張も年間で足し合わせると、目標までの距離が見えてきます。

④ 達成後の旅も、先に思い描いておく

プラチナになったらラウンジで本を読みたい。家族や大切な人と、出発前にくつろぎたい。海外旅行でも優先サービスを使ってみたい。

そんな「獲得してから何を楽しむか」を考えておくと、使う予算にも納得しやすくなるのではないでしょうか。

始める前に確認したい注意点

  • 特典航空券は通常PPの対象外:マイルで乗る旅行と、PPを積む旅行は分けて計画しましょう。
  • 安い運賃ほど有利とは限らない:積算率・搭乗ポイント・変更や払い戻しの条件を一緒に確認します。
  • 古い記事の計算をそのまま使わない:2026年5月19日に国内線運賃制度が変わっています。
  • ANA便名と運航会社を確認:コードシェア便は予約便名などで積算条件が異なります。ANAグループ運航便の必要PPにどう集計されるかも確認してください。
  • 乗り継ぎは余裕を持つ:別切り航空券では、遅延時の振り替えや払い戻しが一連の予約と同じ扱いになるとは限りません。
  • SFCは申込・審査・年会費が必要:ステータス達成だけで入会が保証されるものではありません。
  • 獲得後の条件も確認:特に2028年からのSFCは、区分によってラウンジや海外での特典に違いが出ます。

いつからサービスを使える?

搭乗で基準を達成すると、所定の反映後に「事前サービス」を利用でき、その後、翌年度の本サービスへつながります。

例えば、2026年の搭乗でプラチナ条件を達成した場合、事前サービスを経て、2027年4月~2028年3月の本サービス期間になります。特典によって利用条件・開始時期が異なるため、達成後の案内を確認しましょう。

ライフソリューションサービス併用ルートは、搭乗だけのルートと判定・開始時期が異なります。同じ時期から使えると思い込まないことが大切です。

旅を重ねて、次の旅を少し快適に

ANAの上級会員を目指すなら、まずはマイルとPPの違いを知り、現在の実績と今後の搭乗予定を確認するところから。

旅がっぱとしては、行きたかった場所へ出かけ、その積み重ねで次の旅が少し快適になる。そんな楽しみ方をしていきたいところです。

ポイントも、旅の思い出も、少しずつ。自分の予算とペースに合った計画を考えてみてください。

参考:ANA公式情報

本記事の試算は、公式の区間マイル・積算率・搭乗ポイントを基に算出しています。運賃、キャンペーン、対象便などで結果は変わります。予約・申し込み時は、該当年度の公式案内で最終確認してください。

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